(イラストレーション 2008年頃制作)
芸人や作家、そういう類の生き方というのは獣や妖怪と同じだ。素でこういうのもいれば演じているのもいる。そうならなければならない事情があったか、自らその道に入っているかどちらか。後者は理性的なだけ辛いのかもしれない。素でやるよりも演じているのは厳しい。もちろんそのままの獣では生きていけないのだから、社会と付き合う。仕事にする。それが檻だ。檻に入る必要がある。ふれあい広場に出てくるようなのはモルモットで、二重の檻に繋がれているのは虎や獅子だ。子供(の猛獣)ならまだ飼育員に出してもらい触れ合えるだろう。 鑑賞者は檻の中に入ろうとすることをためらうべきだ。檻の奥まで覗こうとすることも。獣は命懸けで排泄し性行し、摂食する。ときには凄惨で血みどろの裏側。気が狂い檻の中を右往左往しているのを見ても鑑賞者は気付かなくてよい。身近なところに存在すれば追い払われ、消えてなくなれば祀られる妖怪なのだ。ときに常軌を逸した行いがあろうとも、奴らは裏切ってはいない。常軌を逸した芸を目指せば目指すほど、そこには影も落ちるしかない。もしもこういうものにも檻の外側の正論を突きつけるなら、モルモットを飼えばいい。決して野獣や物の怪に期待などしなければいい。しかしそれも難しいということに気づくのは、人間は皆いくらかの影や狂気を捨てきれない生き物だからなのだろうか。


イラストレーション「西荻窪の大衆酒場」第13回TIS公募に挑戦10回目で入選。以降公募出品は引退。

先日刀職人を紹介する番組を見た。数千度の火の中に投じた鉄を真っ赤になるまで熱し叩いて伸ばしまた折り返して加熱する。これを十数度繰り返し強靭な刃の基を作る。ぼくはこれをイラストレーションをつくる過程に照らし合わせて考える。コンペや公募に出品し、他の作品と比べる。しかし落選してまたゼロから考える。これの繰り返しで自分の画風の基が出来上がる。繰り返すうちに年月がかかり人間的な芯が出来てくる。職人は5年くらいやり続けると火加減が分かってくると語るが、例え入選しなくても5年、10年かければ入選作品を見て傾向が見えてくる。画風がかたまってくれば入選しなくてもいい仕事が舞い込んでくる可能性はある。公募やコンペは何しろ目立つ必要がある。変わったモチーフ、画材、描き方が個性とされがちだ。イラストレーションにもアート性を求められる場合もあり、(華)とでも言おうか。その(華)というのも派手さのみを意味するものではなく突出した静寂でもいい。 イラストレーションはアートではない。あらかじめ決められた範囲や条件を守り制作するものだから。コンペや公募とは無縁にひらすら(仕事)をして活躍するイラストレーターがいる。中にはテキスト(文面)やデザインもしてしまうし、あらゆる種類の媒体にイラストレーションを変化させ適応する。イラストレーターの中には特に「作家性」とか「アート性」を意識する者も多い。ぼくの場合は先に述べた(職人性)が大切だと思っている。鉄をも溶かす灼熱は(編集者)であり(デザイナー)、(装丁家)そしてクライアントでいい。注文をつけられながら成長して行く様は鍛錬という言葉が似合う。鉄が刃となり鞘から抜き放たれることになれば一人前。すぐに折れてしまわないように鍛錬する。よく鍛えあげられた刀は研ぎ澄まされ名手のもとにわたり名刀となる。「芸術的」と評されるのはそれに付随するものではないだろうか。「用の美」という言葉がある。そんなことを考えながら刀職人の話を見た。 コンペや公募は武道に例えると「実戦」ではなく「稽古」あるいは「試合」だろう。剣道では「一回(1日)の試合は稽古三回分の価値がある」といわれている。だから成長にはかかせないものなのだ。ただしイラストレーションの実戦はルール無用の合戦取り合いである。弓、槍、銃、むしろ刀は至近戦でしか役に立たない。イラストレーターの人徳、キャラクター、パフォーマンス、金額。絵の良し悪しだけで勝負はつかず現実には様々な障壁が待ち受けている。イラストレーターとして実戦を生き残るために本当に必要なのはコンペや公募ようするに「立ち合い」以上に自分の武器、自分の陣地を持つことだろう。戦場を選ぶ選択眼、誰と繋がるかという人を見る目。自分との戦いが一番大切なのではないか。

(2015年執筆)

当記事以降の「うちのしょうちゃん」シリーズまとめはnote「目黒雅也▽イラストレーター」にupしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。


生後五カ月になります。色々なことに気づき始めたしょうちゃん。先日からは舌の存在に気づいたようでことあるごとにベロんとします。 #うちのしょうちゃん #赤ちゃん #育児


一人で何とか少しの間お座りできます。 #うちのしょうちゃん


指導している剣道部へしょうちゃんを連れて来ました。


お風呂に入れています。妻と違いぼくがやるとギャン泣き。


近所にある女子力の強いカフェに行ってきました。ノリノリのメルヘンチックな曲が流れてきたとたんしょうちゃんがキャッキャと喜びます。


大人に近づくしょうちゃん。この前まではうんちもピーナッツバターのような天使の匂いでしたが、徐々に浮世の匂いに。おならもほら、徐々に黄色に。


動かしている指に反応してそれを掴もうとします。手を意識的に動かし始めました。


毛糸の帽子を頂きました。民族衣装みたいでなかなか似合う。


妻が帰省して来まして、実家の赤ちゃん椅子がかなりいい感じです。


【欧風料理華のタンシチュー@西荻窪】牛肉のパサパサ感がなく均一に柔らかく霜降りのようなジューシーな食感で、臭みや脂っこさが無いのが華のタンシチュー。ソースは苦味が香ばしく食欲を誘う肉汁のコクが生きている。どんぶり飯に乗せて食いたい。 #食い意地道 #西荻窪


【雲白肉@高円寺】祥龍房のウンパイロウ。(くもしろにく)と心の中で呼んでいる。何処でもこれが不味いということはほぼない。豚バラを酒蒸しにし、ニンニクを刻んだタレをかけたシンプルな料理だ。豚の脂身が柔らかくなり口中でトロける。大概安い。定食を見ないのが不思議だ。


【フランクフルタークランツ@ユーハイム】白状。ババロアの絵本を描いたのに大好物は同じリングでもこれ。バタークリームが無類の好物だし、卵感が強い堅牢なスポンジにバター香る優しい甘さのクリーム、雪を踏むようなザラりとした粉砂糖。シンプルに濃厚な最高の菓子 #スイーツ


【喜田屋の団子@西荻窪】みたらし団子の甘さと醤油の加減がいい。ゴマ団子が好物で、他に豆大福や赤飯、いなり寿司も名品だ。30年前はラーメン屋で、店先で団子や赤飯も売っていた。親父さんの塩バターラーメンが好きだった。今は二代目が継ぎ和菓子屋になっている。


【夢飯の海南チキンライス@西荻窪】チキンライスと言ってもケチャップ味のものではなく米をチキンスープで炊き、蒸し鶏やフライドチキンを乗せ、様々な(チリ・醤油など)タレをかけて食すというもの。最近は様々な所で見るようになったが夢飯のはとびきり美味いと思う。


【こけし屋のサブレ@西荻窪】こけし屋の焼き菓子は最高に美味い。サブレとこけし屋サブレは別にあり、こけし屋サブレの方が見た目は地味だ。しかし屋号を冠しているだけあって口の中で「ほどけていく」ようなサクサク加減と、極めて上品な香ばしさと甘さだ。お土産に最適。


【よね田@西荻窪】よね田に久しぶりに入れた。オーナーの米田さんが焼いていた頃はよく通っていたけど今では超人気店でなかなか入れない。味は変わらず外は香ばしくて大ぶりの肉から肉汁が溢れる。ホッピーの盛りはいいし初見の客同士会話が弾むほど調理を眺めるのが楽しい


【とらやのコロッケと喜田屋のいなり寿司@西荻窪】小学生の頃土曜日の昼ごはんのパターンの中で、最高の組み合わせのひとつだった。とらやは回転がいいので揚げたてであることが多く嬉しい。しかしこの時間帯に天知茂主演の明智小五郎シリーズを父が観ていたのが難点だった


しょうちゃんが初めて食べた。上手に飲み込みます。さすが食い意地張ったぼくの息子。 #うちのしょうちゃん #赤ちゃん #育児


最近しょうちゃんは一人で両手で遊びながらひとりごとを言ったりします。


しょうちゃんのお布団はこんな感じです。


赤ちゃんマッサージというのに行ったら、ハロウィンの仮装撮影してくれたそうだ。お化けがやたら似合います。


児童館のハロウィンにも行って来そうな。仮装の衣装もかなり(ほぼ完成に近い形で)作ってくれてあり、お土産に頂いてきました。なんて素晴らしいんだ。しかしギャン泣きのしょうちゃん。


児童館のハロウィンと続き。お友達と。本人たちは何が起きているか理解していないのですが、かわいいです。


高円寺フェスに来たしょうちゃんを抱っこしたままお客さんとお話をしてくれました。子供好きの優しい歌人枡野浩一氏。しょうちゃんはかなりリラックス。


高円寺フェスシリーズ。枡野さんの長い脚での膝抱っこは気持ち良さそう。


「いないいないばあ」をしてくれる 枡野浩一氏


「んー」といいながらしょうちゃんを可愛がってくれました。厳格なまでに緻密な文芸者としての歌人枡野浩一とはまた別の一面をかいま見た。しょうちゃんは全く戸惑うことなく受け入れている。高円寺フェス編は以上。


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▲あかね書房より絵本「あれたべたい」2016年6月刊行 ぶん 枡野浩一(歌人) え 目黒雅也
●剣道六段(新渡戸文化学園剣道講師)
●日大芸術学部にて安西水丸氏に師事
●日大芸術学部学部奨励賞
●イラストレーションヨコハマコンペ
1999、2000入選
●SAPPORO BEER TOKIO HOT 100 AWARD
ポスターデザイングランプリ
●誌とファンタジー公募入選
●13回TIS公募入選
●小学館文庫「洞窟オジさん」装丁

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