小さな額入りイラストレーション。

イラストレーションは雑貨のように机の上、写真と並べて壁に、お手洗いに。ふと眺めて暖かい気持ちになったり、散歩にでてみたくなるような気軽に買えるものもあっていいかなと考えて製作、販売を開始しました。

どれもサイズは10センチ前後のミニサイズです。

小さな中にどれだけ世界を詰め込めるかの試み。

額は画材屋さん手造りの素敵なものばかりです。

一つひとつ手間暇かけて描くので製作数に限界がありますが、手描き原画としてはかなり安い物を多数用意しました。
是非ご覧ください。



鉛筆と比べてみてください。かわいいミニサイズです。



通販用 西荻窪のカウンターの居酒屋。名物店主と女性アシスタント。



西荻窪ニヒル牛納品 喫茶店の女性



通販用 いつものカレーと新聞が好きな男性



西荻窪ニヒル牛納品 リクエストがあったカタツムリ。今回はアジサイ。



西荻窪ニヒル牛納品 酒肴。アジの開き、ほうれん草おひたしに日本酒



個人オーダー品。窓際の女性。アールデコ調の雑貨と。


西荻窪ニヒル牛での展示の様子








通販サイト『小さな額入りイラストレーション』






西荻窪にある大好きな喫茶店を描きました。印刷ではなく一点限り手描きです。細かいため数日かけて描き上げました。


▲サイズ 額込み38センチ四方
▲送料800円 郵便
▲画材屋さんによる手作り額ののため小さな擦りがあります。
▲壁掛けできます。
▲この額に合わせてトリミング、粘着固定してありますので基本的に額からは出せません。

小さな額入りイラストレーションSHOP

 

 


以前詩人歌人についてはこのブログの記事にて触れています。



歌人の枡野浩一さんはぼくのことを紹介して下さる時に「詩人と10年以上一緒に住んでいた」と端的に紹介してくださっていて、微妙に違う意味にうけとられやしないか、とかそういう筋の方に意識されてしまうのではないか、またはそういう趣味だと思われたほうが女性に受けがいいのかもしれない、などとさまざま思い描いてしまうのだが、ぼくが本田との関係を説明するときは



「デザインコンビというデザイン中心の仕事の相棒」



という言い方をしている。基本的には本田が文章や詩、デザイン担当でぼくがイラストレーションと営業担当という。仲良しで一緒にいるというよりも「仕事仲間」というニュアンスをもたせたかったのです。過去形にして言うのは今となってはもうどう受け取られようといい、いずれそれぞれがそれぞれのやり方で自分というものを表現するだろうし、黙っていても匂いたつようにならなければならないと考えるから。



「詩人歌人と植田マコト」について何かを書くときに、本田のことをあまり書きすぎると本田に叱られるかもしれないが、直感的にもたついていると三人が売れてしまい、売れてから書くと便乗だと言われたり、何をいまさらとか、いろいろと余計なことを言われるのも癪なので新年にアイコンのイラストレーションをプレゼントしたこのタイミングで少しは触れてみてもいいかと思い書いています。



ぼくは芸人なら笑わせて楽しませてくれなければだめだと思っていて、どんなに深い意図や志があろうとそこはつなげて考えられない。詩人歌人を応援する気持ちはあるものだから観にいってもそこに付随して他の芸人が出てきてつまらなかったりすると絶対に笑わない。もともと舞台を見るのは得意ではないし、俺は何でここにいるのか?と思ってしまう。ましてや詩人歌人がつまらなかったりしようものならなおさらで、これまでの本田を知っているだけにもどかしく内心激高して飲み屋街に繰り出さずにいられなくなるのだ。

歌人枡野さんの作品も読んでいるし本田のやってきたことも知っていてその上でわざわざ芸人になり、こんなに身近にいる理解者であるはずのぼくが面白くもなんともなく笑えない。でもバックボーンはわかる。こんなにもどかしいことはないし苦痛である。こういう気持ちになったことは正直しばしばあった。



この16年では本田の描く漫画も文章もデザインも二人の恩師である安西水丸師以上にくそ味噌に駄目だししてきたし、詩のボクシングで優勝して5年間西荻窪の奇聞屋でデザインコンビライブを毎月やった時期は、コント、漫才、紙芝居、歌、詩の朗読、即興演劇、即興絵描きなど中途半端な未完成な芸をして、2500円の入場料を取って三時間半もやり叱られたこともあった(最終的には800円に)。

お客さんは常に10人前後で、5人くらいという日もざら。山梨でも友人や親戚など100人集めてのイベントを二度もやった。このときも本田の実家からえらく叱られたものである。本田の母校の高校ではぼくの撮ったクオリティの低いヤクザ映画のパロディを流して漫談をやるということもあった。どれもこれも今思えば本当に申し訳ないような内容だった。



デザインコンビライブに今では有名になった前野健太さんにもご出演いただいたことがある。本田がどこからか連れてきたのだがこういうこともしばしばあって、学生時代に安西師との飲み会に本田がつれてきた女子学生も今では某芸能の真打になっている。



客が一人もいない日はふてくされたぼくの横で本田一人で一時間お店の人の前でネタを披露した。本田単独で上野ポリトリカンジャムで屋外ステージの数百人の前で声も通らず詩を読むのをやめて、アドリブで「エクストリア!」とのたうち回って叫ぶというネタをやり雰囲気を一変させ盛り上げたときのことや、友人の結婚式で無茶振りをされて壇上に上げられ、アドリブでまったくめちゃくちゃなオペラを歌い会場を大爆笑させて急遽司会進行を勤め上げたり、シンガーの卵たちが接客するナイトクラブではステージでアドリブの歌を歌いホステスにモテたりと、こういうときの機転や胆力には本当に驚かされた。ただひとつ共通して言えることは、いつも本田流の「言葉」があったと思う。「奇抜」でも「異様」でもない普通の言葉。だからぼくは一応本田を詩人だと思っている。



話がちょっと長引いたが、ぼくはこのように時として本田がみせてきた力も、ダメなものも一通り経験してきた上で今回の詩人歌人を見ている。



本田とは18年前の日大芸術学部の新入生歓迎会で知り合い、江古田からの帰りの電車で東所沢という所に住む彼と小平に実家があるぼくは西武池袋線で乗り換えの所沢まで一緒に帰った。剣道と自己流の絵しかとりえのないぼくにとって、山梨から出てきたのに東京に詳しい、おしゃれで美術が得意で女子とも気軽に話せる、先輩にため口で話しかける本田は「いけすかねえ奴」でしかなかった。向こうは向こうで酒に酔って「お人形さんみたいにかわいい」と女子学生を見て感動する男子高出身のぼくに同様の第一印象を持ったそうである。



ここから続きは長くなるのではしょると、それから約二年後に女子が七割くらいのデザイン学科コミュニケーションデザインのクラスにおいて、僕と本田はもどかしくあぶれていた。お互いに「村はずれの狂人」状態である。クラスメイトの女子と付き合ったこともなくお誕生日会とかいろいろなイベントを(一応参加はするけど)好まずに車・バイクに夢中になっていたぼくと、クラスメイトの女子と付き合ったこともなくお誕生日会とかいろいろなイベントを(あまり参加もせず)好まずただ悶々としていた本田とはついに意気投合する日が来るのである。



出会いから二年後のある頃、僕と本田はそれぞれ「失恋をした」のだ。



相手は本田はアナウンサーを目指していた放送学科の女子学生でぼくは建築学科の女子学生だった。このことはお互い意気投合した第一の理由だとぼくは思っている。(いや、ただしそれまでのかかわり方も含めてのお互いの人格を(よい方向で)見切ったという意味もある)。



たった「失恋をした」という五文字が(主な)原動力となって21歳から16年もの間一緒に行動(西荻窪の事務所兼自宅に同居)をしていたのであって、これは普通の人にとってはなんでもない青春の一場面であろうことがきっかけで、ここに講師の安西水丸先生という大君とも意気投合させていただいた上に相談相手となってくださり、人生のあれこれを月一度の三人だけの飲み会にて教授を受けるに至って、そこから始まったのである。

ぼくらが「村はずれの狂人」で「失恋者」だった無様な青春に羅針盤を与えてくださったのが安西水丸師で、ぼくたちはこのときの傷と癒しを忘れず一生生きていくと誓った。





(学生最後に共同で挑戦した毎日広告賞。落選はしたが「毎日中学生新聞」に掲載された。テーマは家族の絆。いうまでもなく16年前のこと。)



大学三年で結成、四年からアルバイトで大金を稼いで部屋を借りて始まったデザインコンビは、結成から16年目にようやく第一部を終えた。



第二部は「それぞれの明日」である。本田の相方は枡野浩一さんで、二人は10年前に会っている。このときはぼくの「失恋した」相手と自分をモデルに描いた絵本「むしうた」の個展を原宿で行い、そこに本田の「失恋相手」を呼び出し、彼は個展の打ち上げでいきなり幸せの黄色いハンカチのパロディで詩の朗読によって告白をして、結局黄色いハンカチはなびくことなく二人そろって失恋に踏ん切りをつけたそのときだった。



それぞれの道をずっとたどってきて、詩人と歌人は再会する。だからぼくはデザインコンビの第二部としても、詩人歌人の第一部としても心底応援している。



「詩人歌人と植田マコト」もいきなり浮かび上がったものではないだろう。きっと植田さんも同学年の本田のようにこれまで苦難と悲しみと癒しの日々を情熱で生きてきたのだと思う。三人三様の道がずっとあったから三人とも自分の積み上げてきたものをぶっ壊して笑える。ぼくも彼らと遠からずの道を歩んできたからすごく笑えた。

「北風と太陽」から始まった詩人歌人と植田マコトの芸ははじめに笑って帰りに泣けた芸だった。これまでに作り上げてきた短歌と、本田なりに練ってきた言葉としての詩を、植田さんがぶっ壊す。突っ込まれてにやりと笑う枡野さんが格好よかったし、(叩かれて)痛いと怒る詩人に、過去のさまざまな思い出が蘇った。お客さんが笑っている。初めて彼らを観るお客さんにも伝わるという光景。たった三分そこらの時間で三人の道のりが理解される。お客さんが笑えば笑うほどこれまでのふてくされた気持ちが癒された。



ぼくは帰り道にこれまで大切に作ってきた短歌を読みきりもしないうちに容赦なく突っ込まれた枡野さんのことを思い出し笑いをし、同時にそこまで捨て身でやっていることに感動して涙がにじんでしまう。これまでの16年と妙に重なるのだ。まさに泣き笑いだ。



学生時代の本田は掃除のおじさん、事務のおばさんや学食のおじさんおばさんのほとんどに覚えられていて友達のように接していた唯一の学生だ。いかに目立つか、人と変わったことをするかを競っていた日芸の学生の中にあってたった一人の。16年前、ぼくはそれを見て本田と組むことを決めた。間違いではなかったと「詩人歌人と植田マコト」の三人を見て思った。



あのコントをぜひ安西水丸師にも観てもらいたかった。
 

 

 


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▲輝け!ニッポンのかみしばい

▲instaglum 1998年〜のほぼ全ての作品公開

▲あかね書房より絵本「あれたべたい」2016年6月刊行 ぶん 枡野浩一(歌人) え 目黒雅也
●剣道六段(新渡戸文化学園剣道講師)
●日大芸術学部にて安西水丸氏に師事
●日大芸術学部学部奨励賞
●イラストレーションヨコハマコンペ
1999、2000入選
●SAPPORO BEER TOKIO HOT 100 AWARD
ポスターデザイングランプリ
●誌とファンタジー公募入選
●13回TIS公募入選
●小学館文庫「洞窟オジさん」装丁

☆主な取引先☆
リットーミュージック/あかね書房/小学館/ソニーミュージック/中央公論社/実業之日本社/マキノ出版/NHK/JR東日本/ホリプロ/シンコミュージック/大京/大泉村/エイ出版社/ソニーマガジンズ/プレアデスセンター/ニューズ出版/ビレッジレス ナレッジフォア/日本デキシー/日経BP/兵庫県満願寺/新渡戸文化学園/杉並区教育委員会/ハクデザイン/森田デザインプロダクション/ノーブルウェブ/新潮社/山と渓谷社/エディトルームカノン/マックスライン/ など

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